アルコールと筋肉作り


beerrun_flickr_paulsimpson

お酒を飲むことで強いアスリートになれるとは誰も思っていないと思います 笑)が、飲んでも飲まなくても関係ないと思ってる選手もいらっしゃるのではないでしょうか?

オーストラリアでの研究で参加者がいろんな運動(筋トレ、サイクリング、スプリントなど。チームスポーツのシミュレーション)を2週間に1回を3回やりました。

運動直後と4時間後:
1.ノンアルコール+筋肉作りにベスト メニュー* (PRO:プロテイン)
2.1.5g/kg のアルコール + 炭水化物 (ALC-CHO)
3.1.5g/kg のアルコール + 筋肉作りにベスト メニュー (ALC-PRO)
どのグループも運動2時間後には炭水化物たっぷり(1.5g/kg)な食事

* タンパク質作りにベスト メニュー は2 x 25g タンパク質

タンパク質の合成活性を計るために、毎回の運動3時間前から8時間後の間に17回を血を取って、3回筋肉(外側広筋)サンプルを取りました。
時間かけてサンプルを取っていますので、体内でどのくらいタンパク質合成をしてるのかがわかってきます。
この数値が高いほど、タンパク質をたくさん作ってるといえます。

結果はこんな感じ:



alcohol

Rest (レスト)は運動する前なので、数値が低くて当然ですね。
PRO (ベスト、アルコールなし)も想像通り。
その間にアルコールありの二つのパターン。ALC-PRO (アルコール+ タンパク質) はALC-CHO (アルコール + 炭水化物)よりタンパク質合成活性が多い。

これは運動後のレスト・二日酔い・他の回復方法などとは関係ありません。
ただし、運動後 アルコールを1.5g/kgを飲んだら、体の「筋肉つくろ!」のシグナルが即時に抑えられているといえそうです。

アルコールを1.5g/kgは実際にどのぐらい?
たとえば60kgの人だったら アルコール90g(9基準飲酒量に相当)=ビール2250ml(けっこうな量!)
ちなみに日本では1基準飲酒量をアルコール10g(アルコール5%のビールを250ml)としています。

2012年にもニュージーランドにあった研究でアルコールを飲んだら筋肉痛の回復が遅くなるのわかってきました。
この中で、アルコール1.0g/kg (体重60kg なら6基準飲酒量)を飲むと回復に影響がありましたが、0.5g/kg (3基準飲酒量) ならあまり影響なかった。

まあ、びっくりするほどの情報ではないですが、9基準飲酒量を飲むならタンパク質合成よりほかの事を優先してるでしょ? それはそれでいいンですけど 笑)回復にとって関係のない事ではなさそうです。

Photo Credit “Paul Simpson”. CC License.


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