ビートジュース+カフェイン、自転車TTの栄養作戦


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カフェインは、現在最も信頼できる(合法)能力向上物質です。
そしてビートジュースは、この数年一番誇大広告された運動能力を向上させるサプリメント。
では、この2つを一緒に使ったらどうなる?

その答えがオーストラリアで研究、先月発表されました。

24人のサイクリスト(競技者レベル)
カフェイン有り・なし、ビートジュース有り・なしのすべての組み合わせでロンドンのタイムトライアルコース(バーチャルリアリティで一回50~60分で完走)でテストして見ました。

カフェインは、スタートの40分前にガムを使って3mg/kgを摂取。
ビートジュースは、トライルの前日の夕方に70mlx2(市販の濃縮ビートジュース)、更にスタートの130分前に70mlx2。

結果:
カフェインを使うと、3~4% パワー上がりました(ビートジュースがあっても、なくても)。
ビートジュースはカフェイン有り無しに関わらず効果が見られず。

この4つのパターンのパワー:

caffeinebeets

CAFF+BJ: カフェイン + ビートジュース
CAFF: カフェインのみ
BJ: ビートジュースのみ
CONT: コントロル(カフェイン、ビートジュー両方なし)



カフェインの結果は予想通り。
ですが、ビートジュースの結果は、ちょっと面白いけど 他の研究で分かった事と同じで トップアスリートにはあまり効果がない(その理由は今でもまだわかりません)。

今回の研究が最近までの研究と違う事は、参加したサイクリストに いつも通りの栄養・準備をさせました。

通常 スポーツの研究では、普段影響されるものをできるだけ取り除きます。
たとえば 栄養関係の研究なら、一晩断食、朝ごはん抜き、テスト中も食べないなど、いつものレースや練習前のような準備の仕方ではありません。
が、ここまで取り除いたら、結果に大きな影響がある事が判ってきました(カーボローディング、レース中の栄養などの研究)。
たとえば フルマラソンを例にとると、レース前のカーボローディングも、レース中に補給をしないのであれば結果に大きく影響しますが、レース中に炭水化物を取れたら(実際レースでやってる事)その結果はそこまで違わない。
そんな条件でのカフェインとビートジュースのテストは、興味深いモノがあります。

おまけですが、、、 今回の研究者数人は、オーストラリア国立スポーツ研究所の関係者でもあり、この栄養(炭水化物)作戦は実際にロンドンオリンピックで使われていた可能性もあります:

タイムトライアル
スタート15分前: ジェル(炭水化物28g)
スタートの時点:ジェルブラスト(溶けきれるまでほっぺたの中)、溶けたらまた入れる。
15kmと30km:スペシャルドリンク(炭水化物+電解質)。1分内できるだけ飲む。

このジェルブラストの摂り方は、コンスタントに炭水化物の効果を発揮させるためです。
その辺りは また改めて詳しく紹介しますので、お楽しみにお待ちください。
また、ドリンクのタイミングはロンドン五輪のタイムトライアルコースと合わせています(実用的な位置とか)。

Photo Credit:
Dan Davison”. CC License.


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