カフェインでパフォーマンスは上がる??


coffee_flickr_JeremyKeith

少し前に、パフォーマンスにおける “カフェイン” の影響(効果)について書きました
また、ワークショップのスポーツ栄養学でもお話しします。
‘効いた’と感じることもありますが、全員に必ず効くでもなく、どのくらいの効果があるのかも なかなか計れないもの。
カフェインの専門家からの意見もあるので、今でも研究は続いてます。

今月 台湾から、カフェインと炭水化物を一緒に摂った時の研究発表がありました。

12人を固定自転車で
10 x (5 x 4秒スプリント+20秒リカバリー)、2分リカバリー

カフェインは運動1時間前に6 mg/kg (体重 60kg の人なら 120mg )
炭水化物は運動2時間前に普通の食事(500cal, 65%炭水化物)と10分前に0.8 g/kg

セット分けの最大パワー:
caffeine_plus_carb

CAF+PLA: カフェイン+プラセボ
CAF+CHO: カフェイン+ 炭水化物
PLA+CHO: プラセボ + 炭水化物
PLA+PLA: プラセボ + プラセボ

あれ? どのパターンも変わらないですね。
他のパラメーター(平均パワー、合計ワークなど)も変わりなかった。
どういう事?



炭水化物は割と簡単に説明できます。

他の研究と違って、運動2時間前に普通の食事を取った:筋肉にかなりの量の炭水化物ローディングができています。
マラソン等の長時間の運動で 2時間前の食事分が枯渇したなら、10分前に摂った炭水化物分から効果があるかもしれない。
が、今回のような 60分程度のスプリント繰り返しテスト(バスケットボールなどのチームスポーツに似せるため)ではそれほどではなかった。

これはアスリートの普段の生活に近い(絶食して試合に出る人は まずいませんからね)
だからと言って、この研究の結果から「炭水化物は効果がない」との意味にはなりません。

ほとんどの人(絶食してなかったら)にとって、1時間程度の時間なら10分前の炭水化物はパフォーマンスにあまり影響なさそうです。
ラボで研究した事を 全て そのままリアルの世界に持ってこれるかというと、ちょっと注意しないといけないところですね。

カフェインの場合はそんなに簡単ではない。

研究者は「今回のパターン(スーパーショートインターバル)では 効果なかったかな?」と言っています。
過去の研究で、もうちょっと長いスプリントとリカバリーに対して、カフェインの効果が見られたとのこと。

あと データははっきり見れないけど、カフェインと炭水化物を使った時に、コルチゾールのレベル上がりました。
コルチゾールが上がると、炭水化物以外(タンパク質・脂肪など)から エネルギーを作る作業(糖新生)を起動させます。

今回の論文に書いてないのは、参加者の普段の生活のカフェイン量。
今回の参加者は研究期間中に「カフェインを取らないで」と固く言われていたそうです。
この研究の参加者が 普段からカフェインを摂っている人だったら、“一度体内のカフェインを抜いてからのカフェイン” には大きな効果が出ると思う。
現代は日常的にカフェインを取ってる人が多いので、既に身体が慣れています。

やっぱりカフェインの研究はとても複雑で はっきりわかりませんが、人によって違うと言います。 練習などで試してみた方がいいようです。

Photo credit: “Jeremy Keith”. CC License.


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