Speed Worksのランワークショップ・クリニックに参加したことのある方は、私の上半身の姿勢と腕の振りのこだわりをご存知ですね。
いろんな理由でこだわっていますが、今年の3月にランの腕の操作と運動エネルギーの摂取の影響についての研究発表がありました。
今回の研究は、腕を振ると生体力学的にエネルギーを節約できるかどうかを調べてみました。
4つの振り型をテストしました:
1. 普通
2. 腕をふらず、腕は体の後ろ。
3. 腕をふらず、胸の前でクロス。
4. 腕をふらず、手を頭の上。
明らかの結果と思いますが、今までの「腕振りなし」の研究は矛盾する結果から今回の研究者はこの4つの振り型を同じコンディションでテストしました。
結果:
1. 普通の腕振りは他の振り型よりエネルギー接収より少なかった。
(体の後ろより3%、胸にクロスより9%、手を頭の上より13%)
2. 普通の振り型は肩と骨盤のローテーションが他のスタイルよりかなり少ない。
この二つの結果は関連してます。
腕をふらない3つのスタイルは、脚の回転角運動量のカウンターバランスするために、上半身(胴)をローテートする。 この動作は筋肉を使わないといけないからエネルギー接収が上がります。
通常は腕を振る事で(アームスイング)バランスをとっています。
今回の研究はある謎を解けますが、他のはまだ分からないところある。
たとえば、
1. 腕が無かったらどう変わりますか?
単純に考えると腕は体重の10%の重量ですから、その重りをなくしたらエネルギー摂取は下がるけど、上半身(胴)をローテーションしないといけないから、そのメリットがなくなる可能性があります。
2. 後は短距離と長距離ランニングの為腕はちょっと違うために振る。
短距離のスプリントはできるだけ速く前に進ますのが目標、エネルギー接収にあまり考えなくてもいいから腕を一生懸命振る役割ある可能性ある。
長距離の場合はあるペースでできるだけエネルギー摂取を節約するのが目標ですから、肩をリラックスさせて腕を受動的な振り型にするのが一番いいなアドバイス(?)。
腕と脚の動作がつないでる。
最近 他の研究で、腕と脚が神経レベルで結合しているとの意見もあります。
これはもしかして四つ足の祖先から残ってるモノ?
また、歩き方のリハビリテーションの研究では、患者が反対側の腕を使うと、脚を出せる力が振らないより高い。
結局
腕を振り続ける。どうやって?
このHPを見てる人は ほとんどが長距離志向でしょうから、目的はエネルギー接収をできるだけ減らしたい。
であるなら、肩をリラックスしながら自然に振ればいいと思います – 横に固定せず。
Photo credit: “Carole Raddato”. CC License.
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