2010年、東京大学、国士舘大学、和光大学の3校で、トレーニングによって筋肉と腱はどのくらいの期間にどれくらい成長するのかを研究しました。
研究の期間は6ヶ月で対象は8人。
最初の3ヶ月:週に4日、筋力トレーニング。
月初に1回、いろいろな機器(高電圧刺激、超音波、MRIなど)を使って、鍛えた筋肉と腱の性質を計ります。
その後の3ヶ月:普通の生活に戻しました。
月1回の測定(検査)を続けます。

結果は、、、
トレーニング開始から2ヶ月で、筋力が29.6%アップ。 ただし この段階では、ほとんどが神経の活性化効果です。
筋力が上がるのには二つの段階があります。
先ずは、筋肉を動かすことで 神経系が活発になり、元の筋肉のままでもパフォーマンスが上がる。
その後、筋肉自体が大きくなる。
今回のテストでは、2ヶ月で筋肉自体が大きくなりました。
腱の剛性に至っては、やっと3ヶ月で変化が出始めました。
普通の生活に戻ったらパターンが逆、、、
腱の剛性は、トレーニング終了1ヶ月で落ち始め、2ヶ月後には元のレベルに戻りました。
筋肉量も1ヶ月でだいぶ落ちてしまいました。
けど、筋力は3ヶ月後にトレーニング前より高かった。
この研究で、腱と筋肉の成長(落ちるのも、、)には、タイムラグがあると考えられる。
研究者によると、腱は筋肉より代謝が遅い(血液の流れが少ない、酸素が少ない)事が原因ではないか、、との事。
お正月休みも終わり、今シーズンの準備は始まりましたか?
新しく練習プログラムを始めるこの時期は、“筋力は残ってるけど 腱はまだ出来ていない” というバランスの悪い時期が生じます。
このズレてる時期にこそ 怪我をしやすい(アキレス腱など)のです。
その事(成長のタイムラグ)を理解して、注意しながらトレーニングを重ねていきましょう。
あと、夏に海に行くなら、筋トレは3ヶ月前から始めることをお勧めします 笑)
Top photo credit: “tylerkaraszewski”. CC License.この記事が役に立ったと思われたら、ぜひ「いいね!」や「シェア」をお願いいたします。 また、Twitterもやっております
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