J コーチ のすべての投稿

オーストラリア出身。  “西オーストラリア大学” コンピューターサイエンス学科/ヒューマンムーブメント&エクササイズサイエンス学科を卒業。 “西オーストラリア国立スポーツ研究所” でオーストラリア ナショナル水泳チーム(ジュニア)のアシスタントコーチを、“西オーストラリア大学”でスイムコーチを経験。 その他、“西オーストラリア消防局”で消防士の健康管理や、病院内のリハビリセンターで手術後のリハビリテーションを担当。 現在、“日本トライアスロン連合 認定指導者” を取得し、西日本各地で エリート/エイジ/ジュニアと幅広い選手層のトライアスロンコーチとして活動中。

吸いはじめの1秒でどれだけ吸えるかが 勝負の分かれ目!

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先月、2020年の東京オリンピックに向けてJr育成をしている他のコーチと、才能(タレント)識別についていろいろ話す機会がありました。
皆さん、青少年アスリートのパフォーマンスを予測しようとしてますね。



オーストラリアでは、才能(タレント)識別の為に 教育委員会とスポーツ研究所とのプログラムがあります。
学校の体育の授業で測定された生徒のデータが研究所に送られ、研究所で更に深く解析します。
選抜された青少年アスリートは、研究所でさらに深く いろんな属性(スポーツによる)を含めて見ます。

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腕の振りとランの効率

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Speed Worksのランワークショップ・クリニックに参加したことのある方は、私の上半身の姿勢と腕の振りのこだわりをご存知ですね。
いろんな理由でこだわっていますが、今年の3月にランの腕の操作と運動エネルギーの摂取の影響についての研究発表がありました。

今回の研究は、腕を振ると生体力学的にエネルギーを節約できるかどうかを調べてみました。

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一日5分のランニングで 寿命が3年延びる?!

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今月、アメリカから「短時間でも 高強度運動をすると 健康に効果がある」との理論を裏付ける論文が発表されました。

最近 健康のためにと、中強度運動(速く歩くなど)が勧められています。
国によって違うけど 公式のガイドラインは、週3~4回30分の中強度運動や 毎日15分の高強度運動をすると好い。
だけど 科学的根拠とすれば、量や強度の数字に少々、、、
ホントに効果(病気のリスクや命をのばす)があるのかを、ちゃんと研究したモノは意外と少ないのです。
*ちゃんとといったら、長年に亘る 大人数の参加者のデータが必要。 また、中強度運動と高強度運動との差異を研究したモノも少ないのです。 続きを読む 一日5分のランニングで 寿命が3年延びる?!

のどが乾いてからでも遅くない!

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皆さん、このシリーズを楽しんでもらえていますか?
大きなテーマなので、書くのはなかなかチャレンジングなのですが、私はそれも楽しんでいます。
パート1で、体温は代謝で決まる。 水分摂取ではあまり影響がない事を説明しました。
パート2では、実際のレース・運動中のデータから、身体の反応を説明しました。
今回のパート3では、のどの乾くメカニズムを説明します。 続きを読む のどが乾いてからでも遅くない!

運動中に体重(水分)が減るのは異常ではありません

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今日の投稿は運動に際しての水分補給、脱水についてシリーズ第2回です。
前回の投稿で、ラボでの研究からの解釈で「水分補給すると(少なからず)体温は下がる」と確認できた事を書きました。

おさらい:
運動中の中核温は普段より高い体温でコントロールされている。
運動中の代謝率(強度)が体温を決める。

ラボでは、とても“純粋”なデータが計れます。
ラボでの研究が無かったら、生理系の動きや特性がわかりません。
が、ラボの中は現実の状況とは違っています。
こういう研究で集めたデータをどうやって適用するのかが大事ですね。
リアルな環境での研究も含めて結論を下さないといけない。

それでは現地(リアルな環境)の研究では なにがわかってきてるのでしょうか? 続きを読む 運動中に体重(水分)が減るのは異常ではありません